本来は『けものフレンズ』の魅力を余すところなく紹介するのが先ですよね。
ただ、このような大きな事件が起き、心穏やかにはいられなかったため、少し考えをまとめてみようと思います。
と言いつつも、調べてみたら、私が至った推論と同じものがチラホラ見受けられました。
二番煎じにようになり、また、推理を長々と披露するように書くのも無粋ですので、手短に記すことにします。
まず、監督の降板ツイートで気になったのは、「カドカワさん方面よりのお達しみたい」との表現です。
降板させる当事者の名前を明示したことには驚きましたが、ポイントは「方面」、「みたい」との表現でしょう。
これは、カドカワと監督が直接衝突したわけではないことを示しています。
つまり、カドカワとアニメ制作の上層部(制作委員会、プロジェクトA、ヤオヨロズ等)の交渉もしくは衝突の結果、降板に至ったと考えられます。
しかし、ここで新たな疑念が生じます。果たして、降板させられたのは、監督だけなのか。
『けものフレンズ』制作においては、監督を中心に活動する「irodori」のメンバーも大きな役割を務められました。その中心人物の降板は、「irodori」としての降板とも考えられます。
また、監督の技量を見出し、二人三脚で歩んできたヤオヨロズも、プロジェクトに残るでしょうか。恐らく、答えは否でしょう。
ここからは完全に推測ですが、これまでの考えを踏まえ、私なりの仮説を記したいと思います。
「カドカワと交渉に当たっていたのは、監督本人でなく、アニメ制作の上層部(恐らく、プロジェクトAや制作委員会レベル)。
カドカワが出てきたということは、作品内容等の細部な点でなく、放映時期等のマーケティングの面での交渉ということだが、その商業面における条件に関して、現状の通りでは妥結に至らなかった。
そのため、アニメ2期の制作に関しては、制作会社を変更して、つまりヤオヨロズごと降板させて、進行することとした。」
情報が圧倒的に不足しており、ましてやアニメ制作の現場なんて全く知らないド素人ではありますが、大きな矛盾のない、十分考えられるシナリオだと思います。
一けもフレファンとして、この騒動が平和的に解決し、たつき監督によるアニメ2期を心の底から楽しみたいと、切に願っております。
PS1.ネット上では、「監督の自由過ぎる創作活動が逆鱗に触れた」説が多少見受けられますが、ほとんどその可能性はありません。12.1話の公開や「irodori」としての同人誌配布など異例の創作を続けてきた監督ですが、事前に許可を得ています。今後の展開を睨んで、抑止や停止を求めることは考えられますが、一足飛びに監督降板とは非常に考えづらいです。
PS2.本日中(9/26)に、カドカワが本件について何かしらの声明を発表するそうです。その内容を静かに見極めたいと思います。
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